輸入車の中でひと際輝いていたのがこのメルセデス・ベンツ「SLS AMG」です。
これこそが本物のガルウィングでしょう。
この「SLS AMG」は初代SLモデルの「300 SL」(1954年)のボディデザインを継承しています。
そして、メルセデス・ベンツのチューニング部門であるAMGが一から制作をした初のモデルでもあります。
スーパースポーツにふさわしいロングノーズ、ショートデッキのボディスタイルは伝統的で本当に美しいです。
フロントミッドシップに搭載された6.2リットルV8エンジンは571馬力を発揮します。
今年のスーパーGT300クラスに参戦も噂されているいますが、500クラスも脅かすほどのポテンシャルを秘めている事は間違いありません。
このSLSには、近い将来「 E-CELL 」と呼ばれるEV仕様のモデルが追加される事が決定しているようです。
今はこういったプレミアムスポーツカーにも環境とパフォーマンスの両立が必要とされています。
まもなく発売が予定されているフォルクスワーゲン「The Beetle/ザ・ビートル」です。
こちらも初代のオリジナルデザインを継承しており、原点回帰となるモデルです。
先代の「ニュー・ビートル」よりも高さをおさえ、幅を広げたワイド&ローのボディスタイルには男らしさが強調されています。
丸形のヘッドライトが絵本に出てくる車の目のようになっていて、とても愛嬌があります。
しかし、中身はバイキセノンでポジションランプはLEDと最新のユニットとなっています。
スポーツ感も増して初代のように長く愛されるモデルとなりそうです。
MINI(BMW)の最新モデル、「ミニ・クーペ」です。
フロントウィンドウが従来のミニよりも低く寝かされているのでその分、車高も低く抑えられています。
クラシックミニをベースにしたキットカー「GTMクーペ」に似ているように思います。
特徴的なヘルメットルーフと足回りに専用のチューニングが加えられている意外は従来のミニと同じ仕様となっているようです。
2シーターとした事で荷室部分が280Lと広がり、見た目の割には大きな収納力があります。
通常のミニの荷室容量が160Lなので十分な広さと言えます。
クーパーからのラインナップとなっているのでミニの中でも最もゴーカートフィーリングが楽しめるモデルとなっています。
MINIの「クロスオーバー(カントリーマン)」です。
ミニで初の5ドアボディを持つモデルです。
そして、ミニの中で唯一ALL4と呼ばれる4輪駆動が設定されておりボディサイズも3ナンバーサイズと大きくなっています。
この展示車両はジョン・クーパー・ワークスWRCに似たボディペインティングが施されていました。
このモデルはWRC(世界ラリー選手権)やダカールラリーなどに参戦中で総合優勝などの好成績を残しています。
近く、「ペースマン」と呼ばれる3ドア版のクロスオーバーが登場予定となっています。
この他、ボディサイズを全長3.4mとミニ(3.7m)を更に縮めた「ロケットマン」も用意されているようなので、今後のミニからは当分目が離せません。
色々と輸入車や国産車に乗り込んでみたのですが、運転席のハンドルを握ってこのまま乗って帰りたいと思った車は意外にも普通のMINIでした。
コンパクトなボディサイズでありながら内部は全てにおいて程よい距離感となっており、隅々まで造り込まれた妥協のない空間はとても落ち着く事ができます。
一度走り出したら軽量でカッチリとしたその車体は、至る所でキビキビと軽快に走り回ってくれそうで、そう考えると乗り込んだだけでワクワクしてしまいます。
やはり車は運転して楽しいというのが一番の魅力ですね。